2005年07月31日

ケロロのブックカバーが届いたであります! [雑記帖]

ケロロのブックカバー 角川文庫 夏のキャンペーンのブックカバーが届いた。全部で四つ。もちろん、すべて『ケロロ軍曹』のデザイン。

 カバーはビニール製で、表紙一面にケロロのイラスト。それは角川のサイトで写真を見て以前から知っていたけど、裏表紙にちゃんとタママもクルルもギロロもドロロもいた。ちなみに、やっぱりドロロが一番小さい……。続きを読む
2005年07月29日

百物語 / 杉浦日向子 [書評]

百物語百物語
杉浦日向子

文庫本, 新潮社, 1995/11
古より百物語と言う事の侍る
不思議なる物語の百話集う処
必ずばけもの現われ出ずると―
 百物語とは、皆さんもご存知だろう、伝統的な怪談会の形式の一つである。夜、数人が一部屋に集い、百本の蝋燭または灯芯を灯して順に怪談を語る。一話語るごとに一灯を消してゆき、百灯目が消されたとき、実際に妖怪が現れるとされる。そのため、九十九話でやめておくのが習いとなっている。この作品はその百物語に倣い、江戸の世の九十九の怪異を漫画で描いた奇譚集である。続きを読む
2005年07月27日

ナショナル・ストーリー・プロジェクト / ポール・オースター編 [読書日記]

ナショナル・ストーリー・プロジェクトナショナル・ストーリー・プロジェクト
ポール・オースター / Paul Auster(編)
柴田元幸, 岸本佐知子他

単行本, 新潮社, 2005/06/29

 今日買ってきたのは、ポール・オースター編集、柴田元幸他翻訳の『ナショナル・ストーリー・プロジェクト』。「ナショナル・ストーリー・プロジェクト」とは、元々、アメリカのラジオ局NPR (National Public Radio) の企画で、全米のリスナーから寄せられた事実に基づく物語を、番組の中でポール・オースターが朗読するというもの。この本は、4000点を超えるそれらの物語の中から厳選された179編を収めたアンソロジーである。

 実は、佐吉はこの本の原書を持っている。原題は『I Thought My Father Was God: And Other True Tales From NPR's National Story Project』という。のみならず、ポール・オースターの朗読を収めたカセットも買い求めているのである。ただし、これについては、できればCDで出して欲しかった。まあ、今どきカセットというのも、それはそれでアメリカらしいと言えばアメリカらしいのだが……と思っていたら、今秋、CD版が発売されると聞いた。どうしようかなあ……買うべきか買わざるべきか……。続きを読む

私家版『百物語』考 [雑記帖]

 先日、京極夏彦の『巷説百物語』、『続巷説百物語』を取り上げた段で、佐吉はミステリーの楽しみ方が今一つよくわからないと書いた。が、一方で、この作品を読み物として面白いと感じ、これを読めば、あるいはミステリーの面白さがわかるかもしれないと思ったとも書いた。実は、『巷説百物語』の中で、こうした作品をファンの方たちがどう受け止めているのかを窺わせる一節に出会ったのである。それは『芝右衛門狸』という作品の一節で、藩の国家老が、領内の村に自分は人間に化けた狸だという者が現れ、民百姓が仕事もそっちのけでそれを見物していると聞き及ぶ場面である。以下、それを引用してみる。続きを読む
2005年07月25日

杉浦日向子氏死去 [訃報]

 今日の午後、あまりにも悲しい報せが飛び込んできた。元漫画家で江戸風俗研究家の杉浦日向子氏が、22日未明、下咽頭癌のため、入院先の千葉県柏市内の病院で亡くなられた。享年46歳。

 まさに寝耳に水だった。佐吉は、漫画家時代から彼女のファンだった。彼女の漫画家引退宣言はとても残念に感じたものだったが、その後の江戸風俗研究家としての活動には、その成果にも、また彼女の生き方そのものにも、さらに強く惹かれるものがあった。

 正直、まだ訃報が信じられない。かつてのNHKのTV番組『コメディーお江戸でござる』での、彼女のトークが脳裏に浮かんでくる。またどこかで、あのにこやかな表情と軽妙なおしゃべりで、あるいは楽しい文章とイラストで、江戸の様々な風俗を紹介してくれるように思えてならない。

 そのあまりにも早すぎる死に、驚きと悲しみとで、コメントする言葉が見つからない。今はただご冥福を祈るばかりである。

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