2007年07月03日

あらすじで読む『松岡正剛 千夜千冊』? [雑記帖]

ちょっと本気な千夜千冊虎の巻−読書術免許皆伝ちょっと本気な千夜千冊虎の巻−読書術免許皆伝
松岡正剛

単行本, 求龍堂, 2007/06

 昨年、百科事典とも見紛う前人未到の大部の書評集『松岡正剛 千夜千冊』(全7巻+特別巻)を刊行し、今なおウェブ上でその驚異的な連載を続けている松岡正剛の新刊が、先日出版された。『ちょっと本気な千夜千冊虎の巻 読書術免許皆伝』である。『千夜千冊』についての文字どおりのガイドブックであると同時に、松岡が自身の読書論を語った本である。

 先週末、仕事帰りに書店でそれを手にとって眺めてみた(あとで他のと一緒にネットで注文すればいいや、と思ったので買わなかったけど)。すると、中身とは関係のない、云わばどうでもいいところで、一つ気になることがあった。それはその帯に書かれていた宣伝文句である。帯には「人生を変える読書術 この『一冊』で『千冊』が読める」とあった。佐吉はそれに違和感を覚えたのだった。続きを読む
2007年07月02日

あやしい本棚 / 中野翠 [読書日記]

あやしい本棚あやしい本棚
中野翠

単行本, 文藝春秋, 2001/04

 中野翠の『あやしい本棚』(2001)を読む。先日Yahoo!オークションで、「本棚セット」と称して、川本武の『本棚が見たい!1〜3』(1996〜1998)、唐沢俊一の『カルトな本棚』(1997)と抱き合わせで出品されていたのを落札したものである。

 ちなみに『本棚が見たい!』と『カルトな本棚』は、それぞれタイトルのとおり、さまざまな知識人やカルトな人々の本棚を取材し、あわせて各人の読書論を紹介したものだが、『あやしい本棚』はそうした「本棚拝見本」ではなく、さまざまな雑誌や新聞に掲載された中野の書評集である。

 中野翠については、佐吉は名前こそ知っていたが、その著作を読んだことはなかった。もちろん今回の落札に関しても、中野の本が目当てというわけではなかった。が、それは思いがけず、他の4冊以上にめっけものだった。続きを読む
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