2005年06月28日

不肖・宮嶋青春記 / 宮嶋茂樹 [読書日記]

不肖・宮嶋青春記不肖・宮嶋青春記
宮嶋茂樹

単行本, ワック, 2005/03

 宮嶋茂樹の『不肖・宮嶋青春記』を読み終える。不肖・宮嶋こと報道カメラマン宮嶋茂樹が、自らの少年時代から日芸写真学科、フライデー専属カメラマンを経てフリーになるまでの半生を語った一冊。

 紹介されているエピソードの大半は、既刊『不肖・宮嶋 踊る大取材線』とダブっている。それでいて、「語り下し」という設定のためか、文体は「です・ます」調になっていて、ファンにはお馴染みの宮嶋節はややトーン・ダウンしている。前作では取り上げられなかった話題もなくはないのだが、二段組で約400ページもあった前作に比べ、文章の量はかなり少なくなっていて、一つひとつのエピソードが大分あっさり扱われている印象を受ける。

 一方で、この本は「マスコミの学校」というシリーズの二冊目で、主にマスコミ志望の若者を対象にしていて、その所為かちょっと説教臭いところもある。だから、そういうのにありがたみを感じる読者はともかく、不肖・宮嶋ファンあるいは一般の読者には、『不肖・宮嶋 踊る大取材線』の方がずっと面白く、また読み応えもあるのではないかと思う。

 それにしても、「マスコミの学校」などと銘打ち、「編集者やライターを志す若者のために」などと謳っているシリーズが、こんなあからさまな既刊の焼き直し、しかもオリジナルの方がずっと面白いというのは、如何なものか…。

 今日は本を四冊買った。いずれも文庫本。まずは、例のケロロ軍曹のブックカバーをもらうため、角川文庫から『モーターサイクル・ダイアリーズ』。若き日のチェ・ゲバラの南米大陸縦断の旅の記録。

 二冊目は田辺聖子『文車日記』。日本の数々の古典作品を紹介した、古典の入門書的エッセイ。

 三冊目は中野不二男『ココがわかると科学ニュースは面白い』。佐吉は元々技術屋だったくらいだから、さすがに数学や理科はさっぱり…ということはない。が、それだけにかえって、普段何気なく目にしている科学ニュースを、生半可に理解しているところもあるかもしれない。そう思って手に取った一冊。軽い読み物。

 そして最後が飯嶋和一『雷電本紀 (らいでんほんぎ)』。かの雷電爲右エ門を描いた歴史小説。これはほとんどジャケ買いだった。とにかく表紙がカッコよかった。でも、中身もかなり密度が濃く、読み応えがありそう。「あたり」だったらいいな♪

モーターサイクル・ダイアリーズモーターサイクル・ダイアリーズ
エルネスト・チェ・ゲバラ / Ernesto Che Guevara
棚橋加奈江

文庫本, 角川書店, 2004/09
雷電本紀雷電本紀
飯嶋和一

文庫本, 小学館, 2005/06/07


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