2005年06月18日

肩甲骨は翼のなごり / デイヴィッド・アーモンド [読書日記]

肩胛骨は翼のなごり肩胛骨は翼のなごり
デイヴィッド・アーモンド / David Almond
山田順子

単行本, 東京創元社, 2000/09

 『火を喰う者たち』を読み終えた。思わぬ収穫だった。きっとどこにでもある少年の日常を綴っているだけなのに、一つひとつのシーンが力強く読む者の心を揺さぶる。佐吉にとっては久々の、文句なしに星五つの作品だった。いずれここにもレビューを載せようと思う。

 さて、今日もまた何冊か本を仕入れてきた。ただし、以前から買うつもりだったものばかりで、今日初めてその存在を知ったものはない。

 まずは、シオドア・スタージョンの『輝く断片』。河出書房奇想コレクションの新刊。このシリーズでは二冊目のスタージョンの作品。佐吉にとっては、同シリーズの『不思議のひと触れ』が初めてのスタージョン作品だった。佐吉は普段、SFやミステリーを特に好んで読んでいるわけではないが、彼の作品には惹かれるものを感じた。ちなみに、『不思議のひと触れ』は書店で見かけたのがきっかけで購入した。

 二冊目は、先日出会ったマルジャン・サトラピ『ペルセポリス』の第二巻。独特の素朴なタッチで著者の少女時代を描いたコミック。シンプルな描線と、ずけずけと本音を言う主人公の語り口は、どこか『ちびまる子ちゃん』を連想させる。が、昭和四十年代の日本とイスラーム革命後のイランとでは、物語の趣きは大分異なる。第一巻では、一つひとつのコマから、圧政に必死で抵抗し続ける人々の叫びが聞こえてくるようだった。戦火を逃れ、異国で暮らし始めた思春期以降の彼女を描いた第二巻はどうだろう。

 それから、デイヴィッド・アーモンドの作品を二冊。『ヘブンアイズ』と『肩甲骨は翼のなごり』。佐吉は、『火を喰う者たち』を読んで、一遍でこの作家が気に入ってしまったのだ。

 ところで、先の記事で佐吉は、「デイヴィッド・アーモンドは初めて聞く名前だ」と記した。だが『肩甲骨は翼のなごり』については、その表紙に見覚えがあった。実を言うと、以前どこかの書店で平積みされているのを見掛けていたのだ。しかし佐吉は、帯に『ぼくは大スキです。おすすめ。 ―宮崎 駿』とあるのを見て、「こういう宣伝の仕方は嫌い」と手に取ることさえせず、そのまま記憶の片隅に押しやってしまっていたのだった (^。^;

 さて、どれから読み始めようか。この週末はちょっと楽しみ♪

ヘヴンアイズヘヴンアイズ
デイヴィッド・アーモンド / David Almond
金原瑞人

単行本, 河出書房新社, 2003/6/20
輝く断片輝く断片
シオドア・スタージョン / Theodore Sturgeon
大森望

単行本, 河出書房新社, 2005/6/11

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