2005年06月13日

ペルセポリス / マルジャン・サトラピ [読書日記]

ペルセポリス I イランの少女マルジペルセポリス I イランの少女マルジ
マルジャン・サトラピ / Marjane Satrapi
園田恵子

単行本, バジリコ, 2005/06/13

 レビューだけでは間がもたない(?)ので、日記めいたことも書いてみることにした(笑)。

 仕事の帰り、いつものK書店に立ち寄る。いきおい向かうのは外国文学のコーナー。周囲の他の本とは異彩を放つ二冊の本が、小さなポップと共に平積みしてあるのが目に留まった。一冊は赤い表紙に青の帯。もう一冊は青の表紙に赤の帯。いずれも『ペルセポリス』というタイトルで、マグナエ (頭から肩のあたりまでを覆う短いヴェール) を被ったイスラム人の女の子の絵が描かれている。

 バジリコという聞き慣れない出版社から出されたこの本はコミックだった。折しも今日発売されたものらしい。それにしても、なんとも不思議な印象の本だ。版画を思わせるような黒の多いページ。絵のタッチは素朴なのだが、いくつかショッキングな場面も描かれている。これをどう解釈したら良いのか……。

 著者のマルジャン・サトラピは、イランに生まれ、14歳で国を離れた後、ウィーンを経て、ストラスブールでイラストを学んでいる。この作品は、1979年のイスラーム革命以降の彼女の少女時代を描いた回想記だという。佐吉はこの本が気になって仕方がなく、結局、それを買って帰った。

 これから、それを読んでみようと思う。先にコミックだと言ったが、これは文学として捉えるべき作品であるように思う。面白かったら、いずれレビューも書いてみようと思う。

ペルセポリス II マルジ、故郷に帰るペルセポリス II マルジ、故郷に帰る
マルジャン・サトラピ / Marjane Satrapi
園田恵子

単行本, バジリコ, 2005/06/13


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この記事へのコメント

昨日、図書館の新刊コーナーから借りてきて、あっという間に読みました。フランスでは近年注目されている作家みたいです。
イラン・イラク戦争、第3国者であることの孤独、イスラム社会で生きる女性の現実、など、まったく知らなかった世界に呆然としました。強烈なメッセージです。

Posted by ともりん at 2005年06月29日 18:07
こんにちは。コメントどうもありがとうございます。

『ペルセポリス』は数々の賞を受賞し、12ヶ国で出版されているなど、海外ではすでに高い評価を受けているようですね。私も早速読んでみましたが、あくまで個人の視点から淡々と日常を描いていながら、イスラム革命以降のイランの人々の痛みや哀しみがひしひしと伝わってきます。強烈に印象に残る作品でした。いずれ、ここにもレビューを載せようと思います。

Posted by 佐吉 at 2005年07月01日 11:58

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ペルセポリスI イランの少女マルジ
これは小説とかフィクションではなく中はマンガである。アニメというのかな。 ちょっと本屋でめくっただけだけど、困難なイランの情勢の中でエスプリのかなり効いた、そしてパンチのある絵のタッチにたちまち引かれ..

主婦の秘め事 at 2005-07-01 01:21
『ペルセポリス イランの少女マルジ』 マルジャン・サトラピ
いや~、おもしろかった。 今日紹介するのは、12ヶ国で翻訳され、世界でベストセラーになるのも納得のこの本、 マルジャン・サトラピさん(イラン人)の自叙伝『ペルセポリス』。 裕福で自由な家庭に育..

ど風呂グ at 2007-02-10 19:12

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