2005年08月02日

山本先生の思い出 [雑記帖]

僕が批評家になったわけ僕が批評家になったわけ
加藤典洋

単行本, 岩波書店, 2005/05/21

 岩波書店の「ことばのために」というシリーズの一冊、加藤典洋の『僕が批評家になったわけ』を読んでいる。帯にある『批評とは、本を一冊も読んでいなくても、百冊読んだ相手とサシの勝負ができる、そういうゲームだ』というフレーズに惹かれ、この本を手にした。加藤典洋はこの発見を批評家としての自らの出発点としたと言い、批評とは何かと問い、対談、注記、手紙、日記など、我々の想像する批評とはおよそ程遠いと思われるものにも、批評を見出すことができると説く。

 まだ読みかけなので、この本自体についての詳しいコメントは控えるが、これを読み進めるうち、『山本義隆は「受験生」に鍛えられた』という項に出会った。ん?山本義隆?それって、ひょっとして……。続きを読む
2005年07月31日

ケロロのブックカバーが届いたであります! [雑記帖]

ケロロのブックカバー 角川文庫 夏のキャンペーンのブックカバーが届いた。全部で四つ。もちろん、すべて『ケロロ軍曹』のデザイン。

 カバーはビニール製で、表紙一面にケロロのイラスト。それは角川のサイトで写真を見て以前から知っていたけど、裏表紙にちゃんとタママもクルルもギロロもドロロもいた。ちなみに、やっぱりドロロが一番小さい……。続きを読む
2005年07月27日

私家版『百物語』考 [雑記帖]

 先日、京極夏彦の『巷説百物語』、『続巷説百物語』を取り上げた段で、佐吉はミステリーの楽しみ方が今一つよくわからないと書いた。が、一方で、この作品を読み物として面白いと感じ、これを読めば、あるいはミステリーの面白さがわかるかもしれないと思ったとも書いた。実は、『巷説百物語』の中で、こうした作品をファンの方たちがどう受け止めているのかを窺わせる一節に出会ったのである。それは『芝右衛門狸』という作品の一節で、藩の国家老が、領内の村に自分は人間に化けた狸だという者が現れ、民百姓が仕事もそっちのけでそれを見物していると聞き及ぶ場面である。以下、それを引用してみる。続きを読む
2005年07月25日

杉浦日向子氏死去 [訃報]

 今日の午後、あまりにも悲しい報せが飛び込んできた。元漫画家で江戸風俗研究家の杉浦日向子氏が、22日未明、下咽頭癌のため、入院先の千葉県柏市内の病院で亡くなられた。享年46歳。

 まさに寝耳に水だった。佐吉は、漫画家時代から彼女のファンだった。彼女の漫画家引退宣言はとても残念に感じたものだったが、その後の江戸風俗研究家としての活動には、その成果にも、また彼女の生き方そのものにも、さらに強く惹かれるものがあった。

 正直、まだ訃報が信じられない。かつてのNHKのTV番組『コメディーお江戸でござる』での、彼女のトークが脳裏に浮かんでくる。またどこかで、あのにこやかな表情と軽妙なおしゃべりで、あるいは楽しい文章とイラストで、江戸の様々な風俗を紹介してくれるように思えてならない。

 そのあまりにも早すぎる死に、驚きと悲しみとで、コメントする言葉が見つからない。今はただご冥福を祈るばかりである。

関連(するかもしれない)記事
一日江戸人 / 杉浦日向子 [書評]
百物語 / 杉浦日向子 [書評]
江戸アルキ帖 / 杉浦日向子 [読書日記]
お江戸でござる / 杉浦日向子 [読書日記]
2005年07月18日

ブログ移転顛末記 -3- [雑記帖]

ようやくお披露目

 昨日、Seesaaのトップページが開けなかったと書いたが、正確には、開けなかったのではなく、空っぽのページが表示されていたのである。何があったのか詳しいことはわからない。夜になって、サーバーにアクセス障害があったことがSeesaaから報告された。Seesaaユーザーにとっても未曾有の出来事だったらしく、一部では結構な騒ぎになっていたようだ。佐吉は、奇しくも移転したその日にそれを体験してしまったわけだが、むしろそれだけに、「こういうものなんだろう」と変な納得の仕方をしていた。

 Seesaaの公式ブログなどをのぞいていて知ったのだが、先月あたり、Seesaaは話にならないくらい重かったらしい。先日サーバーを追加して、ようやくなんとかまともに稼動するようになったのだそうだ。例のlivedoorの騒動によって、(佐吉のように) livedoorからSeesaaに移転する人が増え、またSeesaaが重くなりはしないかと心配している人もいた。続きを読む
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